イワシの日記

twitter id:ktktiws_bot

DPやろうぜ

こんにちは。
DP普及を目論むカタクチイワシbotです。
今までにも別のブログだったりTwitterだったりで、DPを始めたいという人には何がオススメか、みたいな話をくどくどしたことがありますが、具体的に何をどうしたらいいのか、ということをあまり書いてこなかったような気がするので、今回は余計な私情はあとでつらつら書くとして、まずオススメの順序をさっと書いていこうと思います。
これを読めばスムーズにDPができるようになっていく、そんな記事にできたらなぁと思います。
時期が時期で次回作の稼働が近いので、今後もこの記事は更新していくことになるかと思います。

前提

◎対象者はIIDXのSPを遊んだことがある人
◎第一目標はEXTRA STAGEまで到達できるようにすること

以上の二つを前提にします。なので、記事中にはIIDXプレイヤー独特の表現などが出てくると思います。また、僕だけが勝手に納得して使っている表現もあるかもしれないので、わかりにくかったらコメントやTwitterのリプライやDMなどで教えてください。
IIDX自体をやったことがないという人にも布教して同好の士を増やしたい気持ちもありますが、それはまた別の記事にします。

本題に入ります。
下に、目次のように書いておきました。
この記事は縦に長くなりますが、ページ内リンクしているので、気になる部分だけ読んでもいいと思います。
参考までに、「僕がどのぐらい重要だと思っているか」「僕がどのぐらい与太話だと思っているか」の指標をつけておきます。
「僕はこれが大事だと思うけど万人にそうだとは言えないかもしれないしなぁ」みたいなあいまいなものに関しては双方の評価が高くなっています。


行程

Phase.1
【STANDARDでEX STAGE到達できるようになるまで】

①DPを始める前の準備
 重要度 ★★☆☆☆
 与太話度★★★★☆


②SPからDPに移行したらまずやること 設定編
 重要度 ★★★★☆
 与太話度★★☆☆☆


③SPからDPに移行したらまずやること 身体動作編
 重要度 ★★★★★
 与太話度★★★☆☆


④最初からSTANDARD?STEP UPをやる?段位を受ける?
 重要度 ★★★★★
 与太話度★★★★☆


⑤LEVEL7をアシストイージーでもいいからクリアしよう
 重要度 ★★★★★
 与太話度☆☆☆☆☆


Phase.2
【EX STAGEまで到達できるようになったら】

①Vディスクのボーナスを活用しよう
 重要度 ★★★★☆
 与太話度★☆☆☆☆


②オプションを使ってもっとうまくなろう ランダム編
 重要度 ★★★☆☆
 与太話度★★★☆☆


③利き手でない方の手がうまく動かない時は?
 重要度 ★★★★☆
 与太話度★★☆☆☆


Phase.3
【段位認定で行き詰ってきたら】

①オプションを使って更にうまくなろう DB系編
 重要度 ★★★★★
 与太話度★★★☆☆


②気分転換をしよう
 重要度 ★☆☆☆☆
 与太話度★★★★★


まとめ

おわりに





Phase.1
【STANDARDでEX STAGE到達できるようになるまで】

①DPを始める前の準備

 個人的なオススメですが、利き手の片手SPをやっておきましょう。
 理由は、利き手すらうまく動かないという事態に直面すると、DPに対するモチベーションが急激に下がるからです。元々SPでそれなりの実力があった人ほど落差にショックを受けると思います。
 余談ですが、僕はSP(1P)から始めて、うまくいかない時に息抜きで右片手SP(利き手の片手SP皿あり)をやっていました。
 これからDPを始めようという方は、右利きなら2Pオート皿片手SP、左利きなら1Pオート皿片手が良いと思います。なぜなら、基本的に1P側は左手で、2P側は右手で押すことになるからです。

一覧へ戻る



②SPからDPに移行したらまずやること 設定編

 緑数字をSPでプレイする時の数値より50ぐらいプラスしたところから始めましょう。
 プラスする数字には個人差があると思いますが、おそらくそのぐらいがちょうどいいです。SPで「自分はちょっと早めかな」と思う人は50よりも気持ち大きく、「自分はちょっと遅めかな」と思う人は50よりも気持ち小さくしてもいいかな、と思います。
 「始めたばかりだとゆっくり見えた方がいい」と思われるかもしれませんが、DPはSPの倍の領域の画面を見なければならないので、あまりにスピードが遅いと一度に視界に入ってくる情報量が多くなり処理できなくなります。

一覧へ戻る
 


③SPからDPに移行したらまずやること 身体動作編

 ホームポジションを身につけましょう。
 当然のことながら、片手SPメインのプレイヤーでもない限り、DPになると運指は必ず変わります。また、前述のオート皿片手SPをやっていた場合には皿の取り方も身についていないと思います。皿を取ってまた安定して鍵盤を押せるようになるには、ホームポジションが定まっているのが前提になります。
 ホームポジションは個々人の自由ですが、一般的には12467に左手なら小薬中人親、右手ならその逆を置く形がよいとされていると思います。3と5は適宜、という感じです。

一覧へ戻る



④最初からSTANDARD?STEP UPをやる?段位を受ける?

 個人的なオススメですが、まずは段位認定モードをやりましょう。利き手ではない方の手をうまく動かせる人なら、初段近くまでいけるかもしれません。
 一度やってみてダメでも、「もうちょっとでいけそうだな」と思ったら、2~3回ぐらい、クセがつかない程度にチャレンジしてみましょう。数回チャレンジして越えられないところまできたら、STEP UPに移りましょう。
 STEP UPモードは3曲固定になりますが、現在の自分の段位を基準に、丁度よいレベルの曲をサジェストしてくれます。段位を先にすべきという理由はこれです。プレミアムではない方のパセリか100円玉でSTEP UPを遊び、気が向いた時にまた段位認定にチャレンジする、基本的にはこの繰り返しになると思います。これを、LEVEL7がアシストイージーでもよいので安定してクリアできるようになるまで続けましょう。
 STANDARDで自由に遊ぶのもよいのですが、曲が多く、自分にできそうなレベルの曲を探すのが大変になります。レベル別フォルダを活用してもいいと思いますが、挑戦レベルを引き上げるタイミングが分かりにくくなります。

一覧へ戻る



⑤LEVEL7をアシストイージーでもいいからクリアしよう

 前項でもチラリと書きましたが、まずはここが一つ目のゴールです。
 EXTRA STAGEに進むためには、FINAL STAGEで☆7をアシストでもよいのでクリアする必要があります。
 お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、SPでは☆8なのに対して、DPは☆7でよいのです。なので、これが一つの目標になります。
 絶対に安定してクリアできる、という譜面がひとつあれば十分ですが、せっかくなので「☆7だったら大体いけそうだな」と自分で思えるぐらいのところまでやってみるのが吉かと思います。

一覧へ戻る



Phase.2
【EX STAGEまで到達できるようになったら】

①Vディスクのボーナスを活用しよう

 Vディスクは皆さん普段SPだと何に使いますか? 僕はDPでは(というかSPでも)特攻に使います。特攻がオススメです。
 STANDARDの1st STAGEや2nd STAGEで、過去に落ちてしまった曲や、ランプの更新が狙えそうな曲にチャレンジしてみましょう。1stか2ndに限り、クリアできなくても1プレイに1度だけ、ディスクを消費して次のステージに進むことができます。なので、自分の実力より背伸びしてるかな?という譜面も安心して選ぶことができます。
 次点でオススメなのが、EXTRA STAGE進出に使うことです。1stと2ndでVディスクを消費していなかった場合、FinalでEXTRA進出条件を満たしていない場合(☆6のゲージ100%未満クリア等)でも、アシストクリアさえしていればディスクを消費してEXTRAに進出できます。前項までで☆7クリアが安定している人には必要ありませんが、状況に応じて使うこともあるかと思います。
 ディスクを消費して挑むレジェンダリアは☆10以上の譜面ばかりなので、それができるようになる頃にはこの項目は特に気にしなくていい腕前になっていると思います。
 同様に、BLACK PASSのために貯めるのも、それが有効利用できるようになる頃には……ということですね(SPでPASSを使うために貯めるのはアリかと思います)。

一覧へ戻る



②オプションを使ってもっとうまくなろう ランダム編

ランダムを使うと練習になる、というのはSPではみんな当たり前のようにやっています。なので殊更強調することでもありませんが、DPでももちろん練習になります。ただ、後述の理由により、SPに比べるとDPのランダムはややリスキーです。
DPのランダムが何故リスキーなのか。それは、DPのランダムには「無理皿」を発生させるリスクがあるのが理由です。
DPには、皿+1とか皿+2とか、6+皿とか7+皿とか場合によっては皿+1+3みたいな同時押しが入っている譜面が一部存在します。そういった譜面にランダムを使うと、高確率で皿と鍵盤が離れてしまい、同時に処理することができずゲージが大きく削られる原因となります。
また、完全な同時押しでなくても、例えばサマバケの30小節目の左皿+右7と左1+右皿を交互にBPM135の16分で押すみたいな配置があります。これはかなり特殊な例で、全曲中こんな要素があるのはサマバケだけですが、ここまででなくとも、「隣接してるから同時押しの微ズレみたいなのでもいいだろ」みたいな配置をされてる譜面は高確率で無理ゲーと化します。


↑サマバケの30小節め
ちなみに最初から無理皿が入っている譜面もありますが、古いバージョンの曲が中心なので、近年のバージョンの曲を選んでいる分には「理論上完全な同時押しができない」組み合わせが入っている曲は基本的にありません。

一覧へ戻る



③利き手でない方の手がうまく動かない時は?

利き手でない方の手を便宜上「非利き手」と呼ぶことにします。
非利き手がうまく動かないと困る場面は上達するにつれて増えてきます。これを解消する方法は2つあります。
1つめは、「左右の譜面を入れ替える」こと。選挙画面でオプションを開いて6鍵を押すとフリップモードになり、譜面の左右が入れ替わります。前項の皿と隣接鍵盤のパターンが降ってくる譜面なども考慮して、両側にミラーをかけることをオススメします。これが特に有効なのは、右利きにとっての「革命(H,A)」や左利きにとっての「IXION(A)」など、「片側は簡単だが
逆側に集中して鍵盤が降ってくる」
譜面です。ちなみに僕は右利きなので革命はフリップを使います。その上で右にはランダムをかけます。左はミラーをかけなくても割と押しやすい上にミラーをかけると皿の着地がしんどくなるので、革命をやりたい右利きの方には「フリップ右ミラー」をオススメしています。
2つめは、「非利き手が動きやすくなるように練習すること」です。その方法として僕はDBM(Double Battle Mirror)をオススメしています。
実はこの後DBについても書きますが、DBMは基本的にDBを使用した時に一番簡単になるオプションなのでこちらで先に解説します。
まず、DBの設定方法ですが、選曲画面でオプションを開いたままテンキーの1を押します。そうするとDBモードになり、選んだ譜面のSP譜面が両側に降ってくるようになります。
DBMはこの状態で更に左右どちらか片方だけミラーをつけた状態です。
例えば、DBモードで右にミラーをかけてライオン好きHYPERを選ぶと、左には正規のライオン好きSPHが、右には鏡のライオン好きSPHが同時に流れてくる、というようなことです。
これを行うと何が良いかというと、「左右の手を同時に左右対称に動かす」と考えることで、非利き手側の譜面認識にリソースを割かずに動かす練習ができるという点です。
もちろん認識力は別途鍛える必要がありますが、それに対する特効薬は後述するDBRかな、と思っています。
ひとまずDBMについて解説しましたが、もちろんただひたすらにDPをやっているだけでも少しずつ非利き手は動くようになってくると思います。ただ、僕の個人的体験として、DBMをやり込んで非利き手の動きが改善したというのがあるので、是非とも皆さんにも試してみてほしいと思います。
ちなみにDBにした上でシンメトリーランダムをかけるという手もあります。これは、選んだ譜面の片方にランダムをかけた上で、もう片方には同じランダム配置のミラー版が流れてくるというものです。例えば1+3だったものがランダムで2+5になり、逆側には3+6が降ってくる、というような。
DB自体がDPスキル向上のスキルツリーの傍流だとしたら、DBMは更にその枝分かれしたもので、シンメトリーランダムはDBMの上位版というイメージです。
あともう一つ大事なのが、DB系を遊ぶなら基本的に皿はオートにしましょう。
遡りますが、「フリップで左右を入れ替える」方法はすぐに実践できますが特定の譜面にしか効果を発揮しません。対して「DBMで練習する」方法はそれ自体でランプの更新ができるわけではありません(DB系はクリア状況が記録されません)しすぐには状況の解決にはなりませんが、長期的に見て大きな効果のある練習方法です。

一覧へ戻る



Phase.3
【段位認定で行き詰ってきたら】

①オプションを使って更にうまくなろう DB系編

前項まででかなりの上達が見込めて、恐らく六〜七段ぐらいまではいけるんじゃないかと思います。しかし、八段あたりまで来ると複雑な混フレの処理が辛くなってくると思います。
その理由には、「それぞれの手の独立した動きができない」「譜面を認識できていない」が挙げられるかと思います。
これらを改善するのが、DBR(Double Battle Random)です。
改めて説明しますが、DBモードにするには、選曲画面のオプションでテンキーの1を押しましょう。こうすることで、選んだ曲と難易度のSP譜面が両側に流れます。
このまま遊んでもよいのですが(いわゆるDB)、ここから更に両方ともランダムをかけるのがDBRです。
両方とも同じ物量で同じタイミングに同じ数のボタンを押すことには変わりないのですが、組み合わせが変わります。
これにより、「ランダムで左右に流れてくる高物量を見切る」「左右の手に別の動きをさせる」という練習ができます。「左右の手で別のリズムを刻む」のだけが練習できませんが、これはSPでも左右別のリズムで動かすのは当たり前のことなので、特段問題にはならないと思います。
DBRは余程視野が広く認識力に長け、また瞬発力の高いプレイヤーでもない限り、DBMに比べて数段難しく感じると思います。最初は落ちるのを見越して気楽に行きましょう。もう2年中伝で滞ってる僕も最近やっとDBRの☆7〜☆8が安定してきたところです。DBRに手を出すタイミングは赤段位ぐらいからで良いと思いますが、最初は☆5〜☆6でも苦戦するかもしれません。

一覧へ戻る



②気分転換をしよう

これは完全に与太話です。
ここまでお付き合いくださった方は恐らくIIDXのSPにそれなりに慣れ親しんだ方だと思います。そんな中で急にDPを始めると、「よく見知った画面なのに中々上手くいかない」ということは頻繁に生じるかと思います。
ですが、それは当たり前の話で、そもそもがGUIの似た別ゲームのようなものです。ギタフリドラマニ……ほどは違いませんがそんなイメージでもしてみましょう。
上手くいかないことがあって当然です。それをどう乗り越えるかは人それぞれでしょうが、DPをやりながら気分転換できるオススメの方法をいくつか書いておきます。

◎DBMやDBRをやる
DB系はクリア状況が記録されません。残念でもありますが、過去の自分と比べて一喜一憂することもないので、純粋に練習したい時はこちら。

◎低難度のクリアランプ更新
フルコン狙いは煮詰まってくる可能性があるので、気楽に未難潰しできそうな難易度を振り返ってみましょう。
そのうちフォルダ埋めなどをしたくなった時に、日頃の積み重ねがあると随分楽になります。

SPに比べると、DBがある分、遊び方の幅が広がっているように感じます。前述した通りクリアランプが残らないのが残念ですが、そもそもオート皿が基本のモードでクリアランプが残せてもなぁ、というのもありますね。中には皿ありDBMなどの人間離れした芸当をこなす人もいますが、このレベルのことは、やりたくなったら考えればいいと思います。パフォーマンス色が強いですし。

一覧へ戻る



まとめ

ここまでの流れをまとめましょう。
片手SPをやろう
緑数字をDP用に調整しよう
ホームポジションを覚えよう
段位認定を4回以上粘着しても抜けられないところまで繰り返そう
STEP UPモードをやろう
LEVEL7をアシストクリアでもいいのでクリア安定させよう
☆自由に遊ぼう
☆行き詰まったと感じたらDBMをやろう
☆更に上達を目指すならDBRなどもやろう


黒星の部分だけできれば十分ですが、それ以外に関しても、楽しみが広がるようにヒントを置くような形にしてみました。

一覧へ戻る



おわりに

書き始めたら長くなってしまいましたが、必要な部分だけ見る見方もできるようにしたので、全部読んで理解しようと思うのではなく、少しずつ進んでいくのでもいいのかな、と思います。
もっとも、こんな記事全部見ずとも、DPにハマる人もいるかもしれませんね。
実際僕もろくにDP攻略のことなど考えずに段位粘着しまくってるうちにハマってました。えてしてそんなものです。
ハマる経緯も躓く箇所も人それぞれなので、この記事では「大体の人に同じようにアドバイスできそうなこと」を当たり障りなく書きました。
これで、DPに対して食わず嫌いせず、やってみようと思う人が増えたらいいなぁ。
最後の最後にまた余談ですが、SPしかやらないプレイヤーに話を聞くと、「SP極めるにあたってDPやるのも惜しい」という話が出ることがあります。もちろんそれはそれで一つの意見として尊重していますが、この記事内でも書いた通り、別のゲームだと思って遊んでみてはいかがでしょう、というのもあります。
めちゃくちゃSP上手いけどDPやってなかった人が、ある日突然DPを始めて、僕が先輩風吹かせていたらいつの間にか雲の上の存在のようになっていたこともあります。なんだかんだでハマる人はハマると思うので、是非やってみてください。

一覧へ戻る