IIDXをやってほしいが
まずはじめに
IIDXはどんなゲームか、ということからですが。
・1999年に稼働開始した、20年の歴史を持つゲーム。
・ボタンを押すと、曲の中の音が鳴るゲーム(
・同じ曲に大体3つの難易度があり、(主に)
・収録曲のジャンルは、ダンスミュージック中心で、
以上を踏まえ、ポイントとしてまとめるとIIDXは
①BEMANIシリーズをやったことがないとほぼ知らない曲しかない
②難易度にもよるが、ある程度ちゃんとプレイしないと音楽が成立しない
③曲数が豊富だがジャンルやアーティストで絞り込めないので好みの曲が見つけづらい
このあたりが難点として挙げられます。ゲームに慣れることである程度は平気になってくるかと思いますが、それぞれ他に優れたゲームがあるので、参考までに例を挙げておきます。
①知らない曲しかない問題
→メジャーな楽曲が多い機種もある
BEMANIシリーズだと、J-POPに関してはポップン・ギタドラ・jubeatあたりは収録曲が多いです。アニソンやボカロに強いのはDDR・SDVXなど。ピアノを模したゲームのノスタルジアは、クラシックのアレンジなども収録されています。
また、BEMANIシリーズ以外だと、バンダイナムコの太鼓の達人やSEGAの各種音ゲー、タイトーのグルーヴコースターなどがありますが、これらの機種にもJ-POPやアニソン・ボカロ曲が数多く収録されている他、それぞれ自社ゲームのBGMなどが収録されていることが多いです(これに関してはBEMANIも)。なので、例えばアイドルマスターやリッジレーサーなどのバンナムゲーが好きなら太鼓の達人、ソニックやぷよぷよなどのSEGAゲーが好きならチュウニズム・maimaiなども選択肢になるかと思います。
②ちゃんとプレイしないと音楽が成立しない問題
→いわゆる「キー音」があるゲームを避ける
キー音とは通称です(と思います)が、要は「押した時にその曲の音を切り取った音が鳴る」状態が「キー音がある」という状態です。
これがあるゲームは、ボタンを押さないとその音が鳴らないので、うまくプレイできないときちんと音楽として聞こえません。その上、余計にボタンを押してしまうと余計な音が鳴ることにもなります(逆手にとってそれで遊ぶことなどもできますが)。
キー音はまるで演奏しているかのような感覚を得られ、没入感を高める反面、上手くプレイできなかった場合にストレスを感じる要因にもなります。
一方、キー音がないゲームは、完成された楽曲をバックで流し、それに合わせて操作する、ということになります。こちらなら、まったく操作しなくてもひとまず曲は聞くことができるので、曲を聞く楽しみも重視している場合は、こちらも選択肢になります。
ちなみに、キー音があるゲームの方が少ないので、それらを避ければよいということになります。キー音があるゲームは以下の通り。
これらに加えて、操作することで曲にアレンジを加えるというていのSDVXや、元の曲には存在しない音を加えている太鼓の達人などは、キー音ありに近い位置になります(太鼓の達人も、一部の書き下ろし曲に関してはキー音ありの認識になるかと思いますが)。
なお、ポップンの一部例外に関してですが、権利関係などで音源データをいじることができない曲や一部の楽曲は、曲がそのまま再生されます。メジャーな曲に限ってそうである可能性が高いので、ポップンは比較的親しみやすい機種であるといえます。めうめうのおかげか音ゲーマー以外にも一躍有名になったひなビタ曲などもポップンにおいてはキー音なしなので、遊びやすいかと思います。
③好みの曲を見つけづらい問題
→頑張って操作を覚える or ソートの種類が充実している機種を遊ぶ
IIDXでもソートができないわけではないので、操作を覚えれば、「こんな感じの曲・このアーティストの曲がやりたいな」という時にもある程度対応できます。が、1フォルダ内に50~60曲並ぶのがザラで、しかもその中から探さねばならず、慣れていないうちは苦労するかと思います。
そこで、ジャンルやアーティスト名などでソートできる(しかもそれが比較的分かりやすい)ゲームの一例を紹介します。
BEMANIシリーズでまず一番分かりやすいのはjubeat(ユビート)です。J-POPやアニソンなど、ざっくりしたジャンルの絞り込みから、アーティスト名の頭文字での絞り込みまで、各種揃っています。次いで分かりやすいのはギタドラ、ポップンなどと続くでしょうか。
ちなみにDDRはBPMを10刻みで振り分けてくれるフォルダがあります。体を大きく動かすゲームなので、個人個人で動きやすいテンポがあると思いますが、それに沿った選曲ができます(IIDXも別の条件で絞り込んだフォルダの中でBPM順にソートすることはできる)。
SDVXなどは特にボカロや動画配信サイト発の楽曲に強く、一定の層を取り込める強みがあるように思いますし、もちろんそれらでの絞り込みもできるのですが、僕個人としては、画面が派手でやや見づらく感じるのと、操作が難しく感じます。
BEMANIシリーズ外だと、太鼓の達人やチュウニズムはカテゴリ分けが明確な上、比較的直観で分かりやすく操作できる機種だと思います。
さて、何故本筋に入る前にこうも長く綴ったかというと。
ずばり、IIDXは音ゲービギナーに向いていない機種だと思っているからです。
俺は一見さんお断りの渋いゲームをやってるぜ、と浸るのもいいですが、流石に新規プレイヤーが増えないとゆくゆくはゲーム自体が先細りし、その時に困るのは自分たちなので、このあたりを事前に知っておいてもらいたいな、というわけです。別に「覚悟して始めろ」ということではありません。
ただ、前情報無しで始めると、高確率で「操作方法も分からないまま知らない曲が勝手に始まり、本当はどんな曲なのかも分からずに2分間呆然と立ち尽くすしかない」という状況になります。
そのあたりを気にしない人もいるかもしれませんが、僕は本当に始めたてのころは辛い思いをしました。他に並んで待っている人がいる中でゲームを始めたはいいものの、まさに上記のような状態になり、恥ずかしい思いをしました。
ただ、それは僕が勝手に恥ずかしく感じただけなので、実際にそこでなじられたりということはまずほぼ起きないと思います。しかし、もし僕と同じように、そういった状況になる心配がある・気になるという方がいたら、上記3つの観点から、まず別の音ゲーから始めてみるのもオススメです。どれか1つでも楽しめるぐらいになれば、他の音ゲーの操作方法も感覚的に理解できるようになってきます。
個人的なざっくりとしたオススメは、「とりあえず太鼓の達人」、「BEMANIシリーズ全般を遊べるようになりたいならjubeat」、「ボカロならチュウニズム、少し頑張ってSDVX」「体を動かすのに抵抗がなければDDR」です。
特に太鼓とDDRは、動きこそ大きいですが操作方法自体はシンプルなので、簡単な曲を遊ぶ分にはいちばん親しみやすいです。
で、本題に近づくというか、少しだけ触れて、また別の機会で改めて書こうと思いますが。
僕はBEMANIシリーズ全般をまんべんなく遊びますが、その中でも特にIIDXのDPを好みます。なので、この記事及び以前書いたDPの心得を通して、DPの話ができるお友達が欲しいなぁと思っています。
が、実際には、DPは(IIDXでもDDRでも太鼓でも)初心者がいきなり始めるにはいきなりハードルがぶっちぎり過ぎるので、まずはIIDXを、もしくはBEMANIシリーズからやってみませんかという提案です(ちなみにIIDXもDDRも、始めるハードルが高いだけで、実際にやってみると全体的な難易度に関してはSPもDPも大体同じぐらいです。一部DPの方がずば抜けている曲もありますが。太鼓についてはやったことがないのでわかりません)。
まずは、ここまでの情報を基に、気になったゲームに100円を入れて遊んでみてください。いまいちだったら、あるいはある程度満足したら、他のゲームもやってみましょう。そして、ハマりそうなゲームを見つけたら、そのゲーム用のICカードを買いましょう。
本題はひとまず以上。
ざっくり説明しました。
正直、ハマりさえすれば後は勝手に覚えていくものです。
というか、IIDXに関してはある程度手ほどきできるとは思うんですが、書こうと思うと際限がなく言及したい箇所が出てくるので、そういったこともあり、また記事を分けようと思ったわけです。
ので、僕の中での本当の本題であるIIDXの話はまたの機会にしますが、いずれかのゲームにハマった時に損をしないで済むよう、ICカードの購入だけはなるべく早めをオススメします。
ゲーセンのゲームは、この二十年弱で、ネットワークに接続するようになり、サーバにプレイデータを保存することが一般的になりました。そのデータを呼び出すためのカギとして、カードが必要というわけです。
何も難しい手順はありません。ゲームセンターには、大抵それらのカードを売る自販機がどこかしらに設置されています。無ければ店員さんに聞いてみましょう。
ちなみに、BEMANIシリーズを始めKonamiのゲーム全般に使えるのが「e-Amusement Pass(通称eパス)」、チュウニズム他SEGAのゲーム全般に使えるのが「Aime」、太鼓の達人他バンナムのゲーム全般に使えるのが「バナパスポート」、グルーヴコースター他タイトーのゲームに使えるのが「Nesica」です。
おそらくどのゲームも、ICカードを使用した初回のプレイは無料で遊べるはずなので、ハマりそうな予感がある方は、始める前に買ってしまうのも手です。大体300~500円で購入できるので、買ったカードの会社のゲームを一通り遊べば元は取れます。
なお、音ゲーではありませんが、ボダブレなど、一部のゲームには、上記のカードでは遊べないものもありますので、ご了承ください。音ゲーに関しては以上のカードで問題ないはずです。
余談というか結構大事な話なのですが、実はeパスはSuicaやPASMOなどの交通系ICカードで代用できます。なので、これらを持っていて、私用に使っても問題ない場合、eパスは購入する必要がありません。
なお、交通系ICカードに電子マネーとしてチャージされた現金は、基本的には遊戯の決済には利用できません(そのための設備がある場合を除く)。
eパスにはコナミの電子マネー「パセリ」をチャージすることができ、コナミのゲームを遊ぶ際には、パセリで決済することで、プレイ時に様々な恩恵が受けられます。というか、慣れてくるとパセリ決済が基本になります。
パセリチャージ機はカードの自販機の近くや、Konamiゲーの近くに設置されていることが多いので、カードを購入もしくは用意したら、探してみましょう。ちなみに、パセリ専用サイトでクレジットカードを登録することでオートチャージ設定することもできます。金銭感覚が崩壊しますがとにかく手間が減るのでオススメ(悪魔の囁き)。